次の塗装は大変そうだと思うこと。
2007年3月2日
こちらのような石油タンクという、ゴジラがよく踏み潰しているやつを見積させて頂きました。
錆びやすいのでどうにかしてほしいとのことです。
基本的に錆びたら、ケレンという錆落しを行えばよいのですが、相手は石油タンク、万が一のことがあるとまずいので、使用時に火花が出る電動工具が使えません。金属同士が削れ合うときに、火花がでてしまうのです。
おかげで錆落しがうまくできなかった上に仕方なく錆止めを施した後が数回ほどあり、割れた塗膜が、おせんべいくらいの厚さになっています。
塗装は下地調整で仕上げ状況に差が出ます。
建築塗装は、車などの板金塗装と違い、取れない塗膜は無理に取らないことが多いです。
取れない塗膜=強固な下地なので、そのまま塗装できる。という考え方があるからです。
板金塗装塗装と比べ、施工費用に差がある理由でもありますが、いずれにしても、よほどのことが無い限り、仕上げたときに下地の凹凸は多少出てしまいます。
でもこちら、電動工具が使えない環境下では、手ケレンしかありません。しかも手作業だと取れないことも多いです。
ということで、素地調整をどうするか、仕様を組んでいるところです。
設計をして、仕様をだして、自分で塗りに行く。
こういう、この作業は私が仕上げました!的な施工をどんどん写真アップできたなと思います。
次回は錆についての考察ですー。