[刷毛持て]プロに必要なものは素人目線ではないか?[話の進め方]
2009年7月8日
梅雨時期の高湿度、いかがお過ごしですか?
外壁塗装のお見積制作途中の筒井です。
天気悪いっす。さすが梅雨。安定しなささっぷり。
このまま雨続くなら、いっそのこと夏休みにしちゃうか。やった!
やってない。
現場終わりません。だれか天気という訳わかんない奴をどーにかしてください。
さて、タイトルの通り、素人目線が大切なのではないかーという話。
ホントよく感じます。しかしやってみるとこれが意外に難しい。
皆さんはいかがですか?
現場のお見積のときに、すべておまかせの現場がありました。
人に住宅を貸すのに、白くしたいという内容。
現在のトタンサイディングはアズキ色。それを白くする。というお話。
現状の建物の状態を見ながら、思考トレースをしてみます。
トタンに白はどうやっても似合わない。「ペンキや視点」
↓
お客様は白く出来るか気になっている(錆止めの白を塗れば色が絵は可能)
「ペンキや視点」
↓
建物は賃貸で、出来れば安くメンテナンスしたい
「お客様視点」
↓
色についてはよくわからないので適当でいいんだけど、
次に貸す人には白くしてほしいといわれている。
「現在の状況、お客様視点」
↓
結論:塗り替えた時に、派手でも地味でもなく、
きれいな状態で引き渡せるようにしたいので
明るい色で塗りかえるのはどうでしょう? ←という提案
というわけで、現地調査をしながら推理して、お客様と打ち合わせて行くと、
やはり、何も無彩色の白(N-90など)で仕上たいというわけではなく、
現在のアズキ色のようなものから、明るいイメージに変えたいということでした。
話を聞いて、たずねてみて、はじめてお客様の「白」=「明るい」
ということに気づけるので、話をするということが大切です。
しかし、これをお客様関係なく「白で塗りたい?できますよー」
などと言ってしまうと、のちにエライ問題が起きるわけです。
お客様の視点で、お客様のほしい物を聞き出して見つけてあげるというスタイルも、
これからは必ず大切になってくるかと思いますね。
よく、塗料の説明に来る営業さんが、「新しい製品が出来ました!使ってください!」
と持ってくるのですが、ホントに現場のニーズを無視した資料を持ってきます。
塗料は使うのは塗装店だけど、塗料をほしがっているのはお客様だよ?
ということを忘れている作り手さんが多すぎる気がします。
市場に出す前にフィールドテストを行い、ニーズやウォンツを聞き出してくれるメーカーさん。
お客様に対して、何を望んでいるかを聞き出し、提供して行く営業さん。
そういったプロ側からではない、相手目線から物を考えることで出来ないと、
これからはいけない気がしますね。私も頑張ります。
あ、でも素人目線ということとは意味が違うかな?
相手の立場で考える必要ってことですね。
つい、こちらの意見を通してしまいたくなる、なんてことがないようにしたいと思います。