[刷毛持て]洗浄シンナーの使い道[科学室がほしい]
2009年3月8日
夕方、刷毛を洗っていて思っていたのですが、刷毛をきれいにするには大量のシンナーが必要なんです。
我々が使う刷毛、これはきれいに洗えば何回でも使える、耐久消費物なんですね。
さすがに漆の塗師が使う刷毛のように、一生物とはいきませんが、刷毛を下ろして、丁寧に使い、きれいに洗えば結構持ちます。
しかし、ここには問題が。
きれいになるまで洗うと、結構な量のシンナーが出ます。
ウエスで先にふき取ったり、シンナーを少量にして細かく洗えば、
節約しながらきれいになるのですが、シンナーも所詮は石油関連商品、
価格が上がった時期などを考えると、
刷毛より高いこともあるので、洗うより使い捨ててしまった方が
安い場合もあります。
しかも、最近の塗料は硬化するのが早かったり、一度硬化すると再融解しない塗料が多いので、
刷毛は一回でダメになってしまいます。
なので、丁寧に洗っているとシンナーがいくらあっても足りません。
このシンナー、洗い終わった液体は、その気になれば塗る時に使うことも出来ますが、
製品時にそういうことをするわけにもいかず、「洗いジャブ」と言うのですが、とっておきます。
まぁ、結局は産廃業者に引き取ってもらうんですが。
今日は刷毛をひたすら洗っていたので、出るシンナーも多かったので、
ずっと眺めていたんです。そいつらを。
顔料が溶けているので、こしても色はついてくるんです。
こしアミで拾おうとしても取れるのはゴミだけ。
通常は圧力をかけて熱して、冷やせばまたきれいなシンナーが
取り出せるはずなんですが、末端のペンキ屋さんがそんな設備もあるわけなく。
昔、手軽に捨てられないか、セメントと混ぜてみたり、ネコ砂に吸着させようとしたり
してみたこともありますが、あまり良い結果ではなかったのです。
また、コーヒーのろ紙では、目があっという間に詰まってしまってろ過できません。
これまた困ってます。
漉して、精製する方法をとらずに、きれいにする方法があれば一番理想なんですけどね。
水道の不純物を取り除けるフィルターみたいなものがあれば楽なんですが、
実験に回すには自腹が痛すぎる。20万とかですよ。
そんなわけで、困ったまま刷毛を洗い、掃除を続けて2時間。
全く片付かない倉庫に愕然としました。ちょっと物が多いよこの倉庫!
・・・だれか、汚れたシンナーの再生方法に、実験可能な良い案あったら教えてください。