悪徳リフォームはもはや犯罪の領域へ。
2008年4月27日
いつもお世話になっている足場屋さんが、困ったご様子だったので話を聞くと、「住宅塗装工事の請負で施工した仮設足場の代金を踏み倒された」とのことでした。
施工会社、というかその施工した職人はお客様からは代金を全額もらい、居場所をくらましたとのことです。
同じ住宅塗装に携わる者として、決して許すことが出来ません。
手口はとてもひどいもののようです。
足場屋さんから見ても、塗装の仕上がりどころか、ちゃんと施工されていないのがばればれの状態だそうです。
また、見積書を見るとなんだか良くわからない工事名と、床下工事などお客様が直接見ることはないところの工事ばかり。
また、庭に悪臭が消えるとかいう「消臭玉」とやらを20袋も撒き、約30万円もとっていったようです。
ちなみにこの消臭玉、一袋600円くらいで買える車の消臭だまのようです。
領収書こそ組織名が書かれているようでしたが、住所や所在にはすでに姿形はなく、もぬけのからで電話もつながりません。
そのわけのわからない工事に支払った代金が百数十万円とか。
さらに、下請工事に入った足場屋さんの施工代金を支払わず雲隠れしたようで、目を覆いたくなるような状態です。
足場屋さんは施主様に相談したようですが、施主様もお金を払ってしまったあとのようで、どうにもなりません。
とりあえず雲隠れし手連絡がつかないなら詐欺の確信犯を疑って良いのでしかるべきところに連絡するよう助言しましたが、話を聞いた私もはらわたが煮えくり返る思いです。
悪しき人の行いのせいで、業界全体の評判を下げていると思うと、感情の押さえにも限界があります。
皆様もどうか
①わけのわからない工事には質問をしたり、言いくるめられず、契約の際には毅然とした態度で臨んでください。
②あまりにおかしいものに関しては、お金を払う前に再確認をしてください。
③作業している方や担当者とのコミュニケーションをしてみてください。
こんなひどいことをしでかす輩が、同じ塗装業界のやつだと思うと本当に許せません。騙される方が悪いなんてことはなく、ここまでくるとだます方が悪だと思わずにいられません!
また、お客様から代金をもらっているにもかかわらず、下請の人間に意図的に払わないなんて納得いきません。諸事情あるならまだしも、意図的に逃げているのは情状酌量なんて考えられません。
真面目な人がバカを見る世界にだけは絶対にしたくないと思った出来事でした。