モルタル内壁の塗装してました。
2008年4月4日
落書き消しの現場
年度末に高校の部室の内装塗装をしておりました。
写真のように・・・、
さすがにすごいなぁ。
自分も高校生の時は・・・部室なかったなぁそういや。
そんなわけで、今思うと部室がある部なり学校っていいなぁと思います。
できれば大切に使って頂きたいですね!!
で、今回は落書き消しというより、内装の塗装です。
消すとなるとしみこんだ汚れはなかなか落ちませんが、上塗りできれいにする分には簡単です。
①まず部屋から出せない塗らない棚を養生します。
棚、養生中
養生してしまえばざくざく塗ることができます。
その後下地調整として、
ガムテープ類をはがし、
ひび割れなどの補修、ペーパーあてを行います。
・・・埃の中にカメラ持ち込む勇気がありませんでした。
②下塗りです。
下塗り中
内装塗料の下塗り材です。
材料は吸込み止めの効果がある塗料を塗ります。
実はこんなところに弊害が。
塗料は吸い込みがある間はくっついているのです。
吸い込みが終わると色を発色します。
これはどういうことかというと、
下塗りをしない方が、重ね塗りの際、色を発色しやすい。
という、裏常識があったりします。
当然、下塗りをしないと脆弱な下地にはくっつきません。
しかしもともと強固な下地には、下塗りをする必要性はあまりないと言い換えることができます。
メーカーでは絶対そういうことをいいませんし、この事に気づいているのは作業する職人だけです。
インターバル(乾燥時間)の取れない環境下では、下塗りが乾かず、上塗りができなかったり、吸い込みがおきないために塗料がすべり、発色ムラになることもあります。
だからといって下塗りをしないと、下地が透けてしまったり(かぶりが悪い)、乾燥後の密着不良(層間剥離)の原因となります。塗装ってホント厄介ですねー。用途に合わせた下塗り材でないといけなかったり、上塗り材料で下塗りを行う「捨て塗り」という工法があったり、知っているか知らないかで作業に差が出てきます。
さて、③上塗り作業を行った後の部屋です。
こちらも内装塗装できれいにします!
念のため比較写真を。
こんな感じで、きれいになりました。
もう少しかっこいい色があるのですが・・・
色がこんな感じなのは学校ですから。
そうです、仕様です。
こんな感じの部屋が13部屋ありました。
どれもなかなか落書きがひどくて苦戦しましたが、全部きれいになりました。
落書きも消えてよかったです。
学生さんの「おぉー、超綺麗になってるー!」という声にしてやったりです!
筒井塗装では、室内の塗装や落書き消しのご依頼をお待ちしております!