子供の時に勉強しておけばよかったと思うこと。
2007年11月23日
人生の中で、一番遊びそうな大学時代に勉強を頑張ってしまった筒井です。友達いないったりゃありゃしない。
さて、小学校の算数や中学高校の数学、あれはホント「世の中でても使わないんじゃないの?」なんて思ったことないですか?
私もそう思っていて、ほんとに勉強しなかったんですよね。加減乗除くらいができればどうにかなる。
なんて子供ながらに思っとりました。
でもおかげで、こんなダメ大人の出来上がりです。塗装は刷毛もってればどうにかなると思ってました。
・・・まさかこんなに苦労するとは・・・。
こんなのできなくても大丈夫!と思っていたけど、私の人生で、最低これは必要だと思う数学の公式です。
●面積や体積・・・特に三角・四角・台形、円、円柱、円錐、立方体の面積や体積の求め方の公式
・・・本当に、これは今苦労してます。円周なんか普段の生活で測ることなんてないでしょう?
仕事だとめちゃくちゃ使うんです。石油タンクやら、浄化槽やら、配管類など。円周を測ったあと外周の面積を出す時の辺の長さが円周しか正確なものがなかったりします。
面積を測るためだけに、数学が得意な人を雇いたいくらいです。
台形が立体になった時の総面積を求める公式ってあるんですかね?
●平方根・また三角関数、角度や1辺の長さから他の長さを求める公式、その他単位。
ホント、こんなもん絶対使わないと思ってました、ルート計算。かなり便利です。
例えば100㎡と言われて、10m×10mなのか、1m×100mなのか10cm×1000mなのかで、塗装手間は違うものですから、大体の大きさを把握する時に計算したり、塗料の使う目安を出したりする時に、総面積から拾ったりするのに使います。
あとは、おおきな屋根を下から見て、1辺の長さから大体の大きさを把握したりする時にも使います。
●1次方程式・2次方程式
y=mx+・・・ってやつです。絶対日常では使わないでしょう?これが我々塗装屋さんで使うのです。自分が塗装店だからあえて言いますけど、自分もわかんなくなるのに他のぺんきやさんはどうやっているんでしょうかね。
2液型と呼ばれる塗料は混合比率があるのです。体積比の比重で計算するので主剤と硬化剤の割合が4:1とか9:1とかあるのですが、中には85:15(17:3)とか1:1:1.5(主剤:硬化剤:添加剤)とかあるわけです。
しかも、1本作れば問題ないですが、だいたい必要量はちょこっとなので、150g作るにはどうしたらよいか、4kg作るのにはどれくらい入れればよいか、といった、ことがあるんです。
以下アレな感じですが(笑)
これが現場だとぉー、適当に入れちゃう輩が多いんだよねぇ、
でもだめだよぉ!硬化剤正しく入れないとぉ固まらないんだからー。
どんな簡単な塗料でも、秤使って作らなきゃー。ぉーん。
以上アレな感じですが(笑)
●敬語(尊敬語、丁寧語、謙譲語)や言い回し。
まぁ、これは知っていればもうけもの程度なのですが、ビジネスマナー本などは最低限「熟読」するのが社会人かと思います。自分も腰は低いほうかなーとは思いますが、裏表とか駆け引きが苦手なもので、大体失礼なことをしでかすほうなので、礼儀だけは気をつけております。
●物理科学と化学
遠心力や重量の力学計算などは建設業は良く使います。また塗料や塗装は化学物質や危険物を扱うので、「化け学」は苦手といってられません。物質の三態や、引火点発火点とか、酸素重量とか、「スイヘーリーベボク(ry」の話・・・好きだから何とかなってマス。
・・・とまぁ、「大人になっても案外使うよ?」と子供たちに言ってやりたい今日この頃。
皆さんも、「子供の時、もっと勉強しておけばよかったなー」と思う教科ってありますか?