
今日、調色をしていて気づいたのですが、
合成樹脂塗料のにおいが生理的に受け付けないことがわかった筒井塗装です。
においを防ぐことは難しいですが、吸わないようにする事はできます。
有機溶剤なので、体のために、できるだけ吸わない様にしましょう。
で、そのために必要なのは有機マスクです。
一見すると「風の谷のナウシカ」でナウシカが装着しているマスクそっくりです。
できれば、ああいうきれいな色合いにして頂きたい。
で、これがどんなものかを紹介いたします。
まずは防毒マスクに装着するカートリッジの袋を開けます。
袋に書いてある、効果持続時間を確認しましょう!
私たちの使っているものは45分間で効果が薄くなってきて、
2時間以内で取替え目安となるタイプです。
有機マスク本体のふたを取ります。
ここに、マスクの吸収缶カートリッジが入ります。
装着するときは掃除しながらやると、気分よく使えます。
矢印を顔方向に向け、有機マスクカートリッジを装着します。
裏と表があるので、前後を逆につけることがないように、気をつけて装着します。
・・・案外適当につける人が居るので、装着時には自分のものは自分の目で確認しましょう。
防毒・有機マスクのふたをしっかりと閉めます。
案外ここは緩んでいたり、しっかりふたがしまっていなかったり
することがあるので、ミスがないようしっかり閉めます。
ここからは社員の久保田さんにモデルとして装着してもらいます。
準備ができたら装着です。
マスクのゴムひもを頭に合わせて、しっかり引っ張ります。
紐を引っ張ると装着できます。
左右きちんと引っ張り、マスクのゴムあてに顔がフィットするように確認します。
このとき息苦しさを感じないように装着できているかを確認します。
呼吸困難じゃ意味がないですからね。
保護具をつけたら装着完了です。
マスクはヘルメットや安全帯と同じ保護具です。身につけてはじめて効果が出ます。
しかし喋りにくいのは確か。
この状態で喋ると、ナウシカというより、ダースベーダーです。
コーホー。
有機マスクを外す時は、外側の黄色い部分を引っ張ると外れます。
緊急時の脱着も引っ張るだけで取れる親切設計です。
個人的には、もう少しメカニカルなほうが好きなんですけどね。
でも、戦闘機のマスクや、ガンダムのマスクは重そうですねー。
新品の有機マスクカートリッジと、吹付塗装作業時に装着していた有機マスクのカートリッジ比較。
これだけ塗装を吸い込んでいたかと思うと、少し怖いです。
肺の中、ペンキだらけ?!
確かに塗装作業が終わったあと、鼻をかむとペンキだらけだったりしますから、どれだけ吸い込んでいるか気になります。
こんな感じで、塗装作業時には、安全保護具を装着することが必要です。
これは換気などができない室内や、溶剤の成分が強い場合に使うことが多いです。
また、吹付けなど、塗料が拡散しやすい現場の場合などに効果があります。
酸素の低下のあるような現場じゃこれではダメです。酸素吸入ができる装置つきのマスクが必要ですからね。
安全に仕事をするって、手間もお金もかかりますけど、建設業は、どんなことが合っても事故を起こさないという強い気持ちを持っていないといけませんね!