破風の補修工事を行いました。当店クレーム処理の公開。
2007年9月14日
破風と樋の補修塗装工事をしていました。
こちらは約3年前に、破風と樋の塗装工事を当店にて承った物件です。
この度、塗った塗料がパリパリに剥がれてしまい、クレームとしてご連絡いただきました。
こちらに最初に塗ったものは、2液弱溶剤型シリコン塗料を塗ったものです。
つやはあるのにパリパリになるというのが問題でした。
さらに、これが全部の破風面や樋で起きてくれればはっきりと判ったのですが、主に西面、北面に発生し、それ以外はまだまだつやつやしていて、塗り替えをする必要がないくらいでした。
原因が塗装によるものなのか、下地から取れるものなのかは定かではありませんが、いずれにしろクレームですので、無償で補修させて頂くことにしました。
まず、お客様にお詫びと現在の状況の説明を6月に行いました。
まず説明で補修は、まずどうしてこうなったのかの検査と、補修工事を無償で行うというご説明をいたしました。
最初は、こちらのご説明不足か、ご説明に納得して頂けず、「他の塗装店にもあたる」とのことでした。
お客様の言い分としては「塗膜欠陥の起きた塗膜すべてを除去してほしい」ということでした。
我々としても、可能な限り塗膜を除去し、全塗装を掛けたかったのですが、
1、下地が木部(ラワン)であること。
2、塗装箇所の約8割が問題なく密着していること。
3、物理的に完全除去はできないこと。
をご説明し、
「電動工具による剥離作業、及び手ケレンによる目荒らし後、樹脂系塗料で2回塗りをする」ことをご提案いたしました。
納得を頂き、書面にて無償で補修工事を行うことを取り交わしまして、梅雨明けに行うということにしました。
・・・が、皆さんもご存知の通り今年は梅雨明けしたのかわからない天気が続き、そのまま夏になってしまいました。
猛暑に作業するのは塗料にとって良くないと思い、少し伸ばさせて頂き、9月に入ってからの施工です。
しかし、9月頭に台風や長雨と、なかなか施工できずにおりました。
塗装後お客様に足場に上って頂き見てもらい、OKを頂いたので、安心しました。
このように破風と樋を塗装して、仕上がりを見て頂きました。
作業後を見て頂くと安心いたします。
この後、書面にて補修工事完了の書類を頂き足場を解体して完成です。
この度はご迷惑をおかけしました。
今回の塗料に関しては、こちらのお客様でしか使用しておりませんので、ほかに影響はありません。
また、塗料だけでなく、施工的なミス、及び下地状況も見極めがうまくいかないことが重なり今回のような運びとなりました。
当時、私が体調が悪くなってしまい、2年ほどお休みを頂いた時のご連絡だったもので、対応が遅くなり申し訳ございませんでした。
当店はクレームについて、真摯に受け止め、対応させて頂きたいと思っております。クレームのご意見をフィードバックし、塗料メーカーや塗装作業員に生かして行きたいと考えております。
筒井塗装は、安心できる工事を、自信を持って提供できる塗装会社でありたいと思います。