そこまでするのがクオリティ。
2007年5月17日
掃除に使う雑巾の洗い方で、心意気が違います。
掃除と塗装の良い関係、築き中です。
塗装の仕事の大半は、掃除です。
要するに下地処理、といいたいわけですが、掃除が趣味というか、きれいになるのが楽しい私は、雑巾を洗うとき、周りいっぱい水乱しになるほど、わしゃわしゃと洗います。
ちんたら洗っているのが嫌というのも多少ありますが、親戚の爺さんに、
「どんなところを拭いた雑巾でも、雑巾を洗い終わったとき、自分の顔を拭くことができる雑巾に仕立てて使わないと物はきれいにならない」
と教わってから、一段落した雑巾は、顔を拭くことができるつもりまで洗っています。
それが案外掃除するには使いやすく、またきれいにしてまた使うので、スピードが速い早い。
使い終わった最後は雑巾にも感謝。そのつもりでまたきれいに掃除します。
不思議とそのように使っていくと、汚れていく雑巾は色がだんだんくすんではいきますが、きれいになっていくんです。愛着が湧くというか、雑巾だけでなく、掃除することできれいになる自分の手がけた空間に愛着が沸いてきます。
あぁ、これが掃除というものか、と実感できる瞬間です。
心意気とは相手に伝えるものでなく、自分の内に持つ「心」のことなのですね。
そのココロが、伝わる人に出会いたいものですね。