[色の雑学]日本国内で色の見え方が違う件について[東西南北の色]
2009年11月8日
沖縄に行った時、関東圏と比べて色が鮮やかだなぁと感じたことがありました!
「沖縄きれーい!」
なんてはしゃいでおりましたが!!ナント!
色がきれいに見える原因って、実はありました!!
日本の中でも、色の見える空間が違うのって知ってました?!
今日は、知って得する、色の見え方の考察でーす!
地球では、北極や南極に近づけば近づくほど、太陽の光が、空気中を通る距離が長くなります。
角度がつけば、距離が長くなる、ってところはわかりますよね?
そのため、地球のきわに近い空間では、波長の長い青が散乱されて、青みが強調されます。
つまり青い物を見たときにより青く見えるわけですね!
逆に、赤道に近い地域は、光は地球に対し、より直角に近い角度で当たるので空気の層(大気層)が短いので、光の散乱が少ないです。光の拡散が少ないということは赤みが増すということなので、赤や黄色など暖色系が映えて見えるのです。
光の散乱が少ないと赤みを増す?じゃあ夕焼けはどうなのよ?ってコトは思いませんか?
夕焼けは、地球の一定地域から、距離が長くなることです。
大気層の距離が伸びるということです。
「夕焼けの赤」は大気層の距離が長くなった光の、散乱がされきってしまった状態なんですね!ですので、波長の短い青い光がなくなってしまって、波長の長い赤い光が届きやすいので、空間が赤くみえるのです。
逆に昼間、空がどうして青く見えるのか?ということは、大気層の距離が短い状態ですので、散乱された波長の短い光も届いているんです。波長の短い青い光がたくさん散乱されて、いろんな方向から届く青い光を、目で捉えているからです。
・・・あれー。文字にするとわかりにくいなぁ・・・。
つまり、北海道など、北に行けば行くほど、もしくは赤道をまたいで南に行けば行くほど青い色の方がきれいに見えます。
沖縄や、赤道周辺の地域に行けば行くほど、赤い色の方がきれいに見えます。
もっとも赤道に近い光の散乱が多い場所の方が、色がきれいに見えるってことは確か。
関東圏に比べて沖縄の空が青く見えたり、琉球瓦が鮮やか見えるのは光が散乱された場所ということでしょうか。
光って面白いですねー。光がないと色が認識できないんだから不思議なもんです。