[刷毛持て]80円の費用対効果[COSTCOに行って来ました]
2009年4月25日
コストコって御存知ですか?会員制の倉庫型店舗で、結構安く、大量に買えるんです。
コストコのホームページはこちら。
雨で仕事にならないので、行ってきました。
大型連休初日と言うこともあって混んではいたのですが、大渋滞と言うことでもないんです。
安いは安いのですが、「量半分でいいから」と思うものもちょっとあったりで、
でもそこらへんにないものも、普段買っているものも、モノによっては安くて、
倉庫というラインが嫌いじゃなければ楽しいとは思うんです。
喉も渇いたので、飲み物を買おうかなと考えていると、出口のファーストフードのMサイズドリンクが80円。
コストコは外国のホームセンターのような、カートごと会計するので、人の多さにに加えカートが邪魔なんです。
さらにレジは大混み。
買うときもカートと人の入りがごっちゃで、一方通行ならなぁと思うくらいなんですけど。
で、軽食コーナーが、レジを出たすぐ正面にあるんです。
これは配置間違えてないだろうか?わざわざ混むところに混むスペースを作らんでも・・・なんて思うわけです。
そんなんでも、喉が渇いている状態でジュースが80円、しかも飲み放題となると買いたいなーとも思うわけです。
さて、この大渋滞の中、買い終わったカートを置き場所に困り、盗難に気をつけながら、レジに並び。
80円払って紙コップをもらい、別の場所で激混みのジュースサーバーに並びなおして。
騒ぐ子供と怒る大人の罵声を聞きながら、誰かが飲み残しを捨てた氷の山を避けながらサーバーからジュースを注ぐ。
混雑した人をよけよけ、邪魔にならなさそうなところで一口飲んでふと思う。
ジュース一杯で15分も経ってたのかと。
80円のジュースを飲むために、環境の良いとはいえない場所で15分使うと言うことは有益なんでしょうか?
夢と魔法の国の販売方法は、購入窓口と商品受け渡しが別でスムーズです。
待つ事だって苦ではない?なんて話もあります。
世の中のファーストフードだって、もう少しスマートです。
自動販売機で飲み物を買うことがブルジョアに見えるほど、といったら言いすぎですが、
需要と供給が一致していても、どうも腑に落ちない人も混み方です。
80円が安いから人が集まっている?と聞かれると、それもありますが、
レジという人の集まるところ(集客できるところ)で、何も80円飲み放題をしなくてもいいと思います。
快適に飲むという環境を実現するには、価格を上げるか、
飲み放題ではなくするか、というラインになるでしょう。
もたつく一般客のために、店員による動作も必要でしょう。
一方通行というシステムを組み込むこともいいでしょう。
これを解消すると、レジ渋滞も減って、軽食コーナーも快適に。
衛生的に大丈夫か不安な、ホットドックのピクルスサーバーもきれいになると思います。
日本はサービス過剰と言うけど、それを望んできたスタイルってあると思うんですよね。
外国スタイルの販売方法が悪いんじゃなくて、日本的なスタイルにしていいんじゃないの?ということ。
まぁこれが体験させてくれるなにか、であるなら別にかまわないんですが、
やっぱりものを食べる環境は、快適な方がいいです。個人的には。
80円の安さの裏側にある利益を数倍にする方法って、
やっぱり便利で快適なものにこそ価値がつくような気がします。
ホットドックがジュース付で250円。街中のファーストフード店では400円ちょっとなわけです。
それでもファーストフードはしっかり利益が上がっている。
何も需要と供給のバランスを崩してまで売り上げる必要性はないと思います。
コストコに通う人は「安い」と口をそろえますが、同じものを必要以上に大量に買い込んで、
レジを通すと、普段では買わない金額を払ってます。
それってエコとか省エネとかの真逆で、時代を逆行しているナーと思うわけです。
安くていいものを、不便で混雑したところで買いたくはないと思うんです。
休日出かけるのが嫌になるし、車椅子や身体の不自由な人にとっては不便すぎると思います。
やっぱりどうかしてるよ、この混雑っぷり。
たった80円で、すごくいろいろなことを考えることが出来たコストコに感謝です。
さて、連休中は快適にお家で過ごそうかなと思います。