水槽など水の入るもの、塗装してます。
2007年12月29日
伊達巻は一人、一日、一本まで!!
2007年、最後の伊達巻の食べ納めがおわった、筒井です。
伊達巻買ってくるとお正月までもちません(笑)
さて、筒井塗装では住宅塗装もさることながら、防錆処理が得意としております。
水槽の防錆塗装承ります。
すぐに錆びてはいけない、
実験施設用の水槽の内部塗装だそうです。
直径1.5m、深さ2mと大きなドラム缶状のタンクを
防錆塗装しています。
水没面なので、鉛系ではなく亜鉛粉を使います。
(本当はエポキシ系の下塗り材の方がよいですが、塗装仕様がありますので亜鉛末で。)
また、上塗の際、塗装処理がしないですむ、有機無機ジンクリッチペイントを使います。
ジンクは無機系なので、上塗時には処理が必要になっています。
しかし、樹脂の有機系ならその工程を短縮できます。
また有機系が塗料の上につくのにたいして、無機系は塗料の上にはつきません。
有機無機ジンクはその欠点を補っている塗料です。
・・・まぁ、それでも塗膜があると、つきにくいのですが。
今回は黒皮まで剥いて鉄面を出しているので問題はありません。
そのままジンクリッチペイントを塗り、乾燥後、JWWA水道規格用塗料を塗ります。
水槽塗装後。
塗装仕様は次の通り。
下塗:大日本塗料 ゼッタールEP-2
上塗:大日本塗料 エポニックスWP-ST 冬型
寒いと乾燥時間が一気に延びるので、ジェットヒーターなどを使いたいです。
・・・あったかいし。
このタンク、起されていたらきっと有機溶剤中毒をおこします。
有機溶剤ガスは比重が重いので停滞しやすく、空気循環がないタンクの中では中毒を起しやすいです。
比重が重い空気をにがさないと、今度は窒息(酸欠)の状態にもなりかねません。
横向きにされているので、いきなり窒息の危険はありませんが、
それでも塗装作業は有機マスク着用で行います。
こんなちょっとした塗装でも、命の危険がありますので、
出来ましたら塗装店にご依頼くださいますようお願いいたします。