水道用液状エポキシ樹脂塗料。
2007年3月18日
ポンプ配管の内部の塗装風景です。
撃ち型用意!って感じです。
われわれが飲んでいる水を運ぶ、配管の内部にも塗装は行われます。
しかしながら塗料の成分が染み出す様な塗料じゃ問題ありますし、すぐに錆びてたらそれこそ大変です。
水道用液状エポキシ塗料は乾燥塗膜は人体に影響がなく、かつ長期的な防錆効果をもつ塗料です。
大日本塗料のエポニックスWPーST冬型というものが、そうです。
防食性能を謳う塗料なら、大日本塗料でしょう。
その塗料の性能を最大に引き出す塗装は、この筒井塗装です。
円柱の管を塗るには、ローラーのまっすぐにしたもので手作業で仕上げていきます。
こればかりは人の手でないとだめだね、という作業なので、なかなかシビアですが面白いです。
ローラーでころころ転がすにも、塗料をとろっとさせなきゃですし、膜厚も必要なので、神経を使います。
塗料を塗り終わった、出荷待ちの配管をみると、子を送り出す親の気持ちのような気がしないわけでもありません・・・。
でも、自分が塗ったものが、「どこどこの現場に使われている」と思うとわくわくします。
話は違いますが、つくばTXの新守谷駅の天井トラスの工場出荷錆止は下請ながら当店で行いました。
錆が出ないように一枚一枚丁寧に塗ったものが使われていると思うと感激です。
塗装用塗料は、時代が来れば塗り替えられてしまいますが、機会があったらいつか、歴史に残るような建築物を塗ってみたいです。