[刷毛持て]ウッドバーニングという作品[その他の塗装実験中!]
2015年6月25日
こんにちは、土浦の筒井塗装です。
茨城県内での屋根や外壁の塗り替えは、土浦の筒井塗装におまかせくださいね。
さて、今回は、屋根屋外壁ではなく、ちょっと変わった塗装です。
ウッドバーニング作家であるShoさんからのご質問。
「古木などの塗装をしたいんだけど、濡れ肌にならないような
保護材の塗装方法はありますか?」
という訳で、みさせていただいた作品はこちら!
・・・えーと、すごい。
つーか、ヤバイ・・・失敗できない・・・。
木板に、電熱線のはんだごてみたいな得物で焦がしたり
削ったりして、描いていきますウッドバーニング作品。
すごく繊細なデザインなので、コレでは確かに、木材が
濡れ肌色に変わっただけで雰囲気が変わってしまう
おそれがあります。
そんな研究してた一日をご紹介。
ウッドバーニングの作品へ保護塗料を塗る
さて、写真ではいきなり保護材を塗る画になっておりますが、
ここまで行くには、なかなか大変でした。
従来の塗料に限らず、クリヤー塗料でもニスであっても、
物理的に濡れる・吸い込む材質というものは、濡れた色になります。
塗料というものは、造膜するか浸透するかに変わりはありますが、
その濡れた状態で乾燥するから、濡れ肌になります。
逆に言うと、濡れても乾いた状態で塗料が残らなければ、
乾いた素材の色になるわけです。
今回の場合は、濡れ肌にしたくないけど、保護材は濡れ肌になるという相反する状態なので、
まずは、「描いても色が変わらない」という前提でお仕事をしていただく事は可能かを確認しました。
で、ワックスやステインに始まり、クリヤー・溶剤や水性、シーラー・プライマー、刷毛から吹付け、セラックニスやサンディングシーラーと、
ありとあらゆる木材塗料で、一番いい方法はないか探しました。
木材に保護剤を塗ってから施工してもらう方法は、
白ラック(漂白セラックニス)ニスで解決はしたものの、
shoさんから驚愕の提案
「この板に見本施工できないか」
という、写真の、鶴が描かれた板への実験施工。
クリヤー仕上げ
セラックニスで吸い込みを止めた後、
本来は研磨作業に入りますが、
素材イメージが損なわれる可能性があるので、
ペーパー当てをしないで、そのままクリヤー施工をします。
基本はつや消しの方がいいのですが、
今回はサンプルの為に会えてつやありの、ウレタンクリヤー塗装です。
均等に塗装して、木材の劣化を封じるように施工します。
色々施工してみて、一番いいのは結果がわかってからにはなっちゃいますが、
建築塗料の可能性というものを、試す機会があって、
すごく楽しかったです。
こういった、『塗料について教えてほしい』という質問も、筒井塗装は常に受け付けておりますので、
どうぞお気軽にお問い合わせくださいね!
塗料を知っている塗装店なら、茨城は土浦にあります、有限会社筒井塗装へ、お声掛けくださいね!