[外壁見積]塗る見積だけじゃありません![外壁塗装]
2011年1月22日
こんにちわ、茨城の筒井塗装です。
さて、今回はこちらの写真です、どーん!
外壁見積中
お見積にお伺いした、
お家の北面の外壁。
サイディングボードが水分を含み、
塗膜を押し出し層間剥離しています。
・・・外壁がこのままだと塗れなかったりします。うーん。
ということで、まさに今お見積する上での考察をするところです。
さて、先ほどの写真、外壁の内側はキッチン・お風呂・階段と、
湿気が起因するような場所ではあります。
外からの水分の浸入も否めません。
ただ、ここまでいっているにはかなりの時間が経過したものと思われます。
外壁を押してみると、傷みの激しいところをサイディングが浮いていてゆらゆらします。
サイディングの直張り工法による湿気や水分で傷んだ状態かと思います。
さすがにここまで傷むと、塗装に堪えうる下地ではありません。
だからといって放っておいてもよくはならないので、
①浮いてる塗膜は剥がして塗装
メリット とりあえずきれいになる。塗膜がある限り防水性もある。安価。
デメリット 根本的な解決にならない。劣化を進行させる。塗膜が持たない。
②外壁の上に外壁を直張り
メリット きれいになりゴミも少ない。比較的安く施工できる。
デメリット 下地の影響により、施工できないこともある。劣化箇所が残るので、
内側からの傷みには対応できない。
③外壁を張替え
メリット きれいになる。長持ちする。内側外側両方の劣化に確実に対応できる。
デメリット 費用がかなりかかる。下地改修からなので施工日程もかかる。
特に生活環境が変わえるわけではないので、やった感がない。
④防水塗装
メリット きれいになる。素地も作るので工事が大きくならずにすむ。
デメリット 工事のわりに金額が大きい。数年でやりかえる必要がある。
①④が塗装工法、②③は大工工事など別工事が絡む工法です。
個人的には③、一般的にも③をオススメしたいところですが、
どう見てもこれでは大掛かりで金額もかかってしまいます。
基本的にこういった修繕リフォームというものは「開けてみないとわからない」ことが多く、
見積も予想でしかありません。
「この金額で出来る」というのは現状目で見える範囲でしか対応できないので、
あけて見て下地がない、なんてこともよくあります。
そのときの費用負担や工事日程をどうするかをしっかり打ち合わせておかないと、
もめたり、不良工事になったりしてしまうわけです。
当然予算というものもありますし、確実な工法を取れないこともよくあります。
業者によっては、「こうしなきゃダメ!じゃないとやらない!」というところもありますが、
そこはフレキシブルに対応する、「どうにかしてみよう」が合言葉の筒井塗装。
予算や工事内容なども検討いたします。
しかし、写真ほど傷んでると、サイディングを新規ではる方が安心なんですけどねー。
結局建築塗装というものは何ミクロンの世界ですから、新しいしっかりとした建材のほうが、
もつに決まっているし、なにも昨今、塗料である必要性は、私はあまりないと思っています。
私たち塗装店は、「塗料でどうにかする」、のではなく、「塗料だからできる・塗装でしかできない」
ことを集中していきたいですよね。
だからなにも「塗料にこだわっている」必要って全くないんです。建材だって新品の方がいいんです。
建築に携わっていろんな工法が取れるほうが、やっぱり楽しいんですよねー。
というわけで、どんな施工ができるか、いろいろ検討してみようと思います!
・・・まずは見積で工事発注をいただけるようにガンバリマス。
土浦の筒井塗装は、建築を考えることが好きな塗装店です。