茨城県土浦市|PAINTPRO TSUTSUI(ペイントプロ ツツイ)|屋根塗装、外壁塗装、お家の塗替え

[見積製作]遅れておりますすみませんー[同一グレード価格帯]

2010年9月15日

こんばんわ、茨城の筒井塗装です。 事務所で残業しております。ここ最近残業しっぱなしです。 忙しいんじゃなく時間が足りません。 自分が無駄に時間を費やしてる資料のせいでもあるのですが。 個人的にお見積を2パターンくらい作るようにした結果、調べるものの時間が倍になってしまって、すんなり見積がかけなくなってしまいました。 お客様にはご迷惑をおかけしています。 高グレードな塗装工事には必要なものですので、 何卒ご了承いただけると幸いです。 さて、最近お客様もウレタンからシリコンに材料が 移ってきていることを知っているせいか、材料の指定をいただきます。 セラミックで、とか、シリコンで、とか。 しかしこれがまた難しいことこの上ないんですよー。 さて、セラミックシリコン、という言い方をするのは、もう10年前位に遡るでしょうか? どこぞのメーカーがSi、シリカ価の入っている塗料をセラミックと呼び始めたのが事の始まりで、そのうち大手訪販会社がセラミック塗装と謳い、世に広く認識されるようになったと記憶しております。 まぁ実質、セラミックという言葉が独り歩きしてしまって、陶器タイルのようなイメージもあり、まぁいろいろ紆余曲折がありながら現在に至っているところなのです。 で、問題はセラミックシリコンというもののジャンルがどのグレードになるのか?ということ。 塗料って言うものは基本エナメルなので、樹脂と顔料によってできており、顔料が発色に対して、樹脂が機能や能力を発揮します。で、この樹脂が長持ちしたり汚れに強かったりすれば良い塗料な訳ですね。 一般的な塗料はアクリルの変性塗料なので、ウレタンやシリコン、フッ素という塗料も、板金用の塗料以外は基本的にアクリル変性○○、というものだといって過言ではありません。 どちらかというと、強溶剤、弱溶剤、水性、またはピュアか変性か、単層弾性塗料か複層仕上げ材かで、中身の状態を判断しています。 しかし、世に出る塗料の宣伝の問題や、同じ名称で安い塗料高い塗料というものが混在していて、いまだに業界統一基準というものがあいまいである塗料は、正直使った人の感想で左右されることが多くて、なんともいえません。 たとえばホームセンターに売っているSK化研の「セラミクリーン」、こちらはセラミックシリコンとして有名ですが、単層弾性塗料で、価格は一斗缶で6980円くらいです。 一方、日本ペイントの「ファインシリコンセラUV」こちらはセラミック変性シリコン塗料という名称ですが、複層仕上のトップコートにも使え、一斗缶で22000円くらいです。 一本で15000円近く違ったら、使う側は考えちゃいます。 まぁ、もっとも。複層仕上塗材と単層弾性では、使用量も材質も違うので、同じ土俵ではないのですが。 「塗替え」という点では、どちらの仕様にするかは塗装店の考えですし、お客様が安いものを望まれたら、必然的に安いものの選択しかなくなるわけで、良いものであっても、薦めたために仕事が取れないことが非常に多いです。場合によっては高いものを勧める業者=悪い業者、見たいな印象を与えかねません。 別に壁に対してその工法が取れれば問題ないのですが、たいてい価格に左右された状態で見積もっているので、素材がどうこうなんて調べている時間が余裕などないことが非常に多いのではないかなと思います。 これは我々塗装店にとってはもっともしっかりしなくてはいけないところなのですが、何せ基準がないため、やったもん勝ちみたいな風潮で、私が一番嫌な業界だなぁと感じる部分でもあります。 やっぱり、我々もお客様も安くてよいものを望んでいると思うんですよ。塗装店から言わせてもらえば、塗料の樹脂によって耐久性が違うって事は非常にナンセンスで、長持ちさせたければ塗装する職人側がしっかりしなくてはいけないわけです。塗料を塗って、塗膜を製品化する塗装職人がしっかりと勉強してたくさんの塗料から選りすぐりの塗料を持ちよる、というソムリエやバリスタのような能力とバーテンダーのような腕前を塗装業界全体として身につける必要があるのかなと思います。 樹脂のせいで高くなるのはあるけど、良し悪しは塗料だけじゃないよ、ということは、私は声を大にして言いたいですねー。 ・・・こんな考察ばっかしているから、仕事すすまないんでしょうねー。仕事頑張ります! 茨城の筒井塗装は、塗膜を売るプロでありたいと思う塗装店です。