ベランダ防水施工後
こんにちわ、茨城の筒井塗装です。
筒井塗装は防水工事も承っております。
施工前の写真を撮り忘れ、
施工中にカメラをなくした現場ですが、
施工後は携帯のカメラでとりました。
こんな感じでテッカテカに仕上がって気持ちがいいです。
とはいうものの写真ですので、案外床面はキュキュッとして滑りません。
とてもいい感じです!
こちらの現場、実は結構いわくつきの現場でした。
きっかけは当店の職人さんのご近所のお家。なんでも、「ベランダの床面が割れてるから見て欲しい」ということでした。
お伺いしてみると、ひび割れているのですが、どう見てもモルタル防水ではありません。
しかも、立ち上がりからはシートがあります。でもなぜか防塵塗装されています。
不思議に思いご主人様に聞いてみると、ずいぶん前に業者にやらせたそうです。その業者はわざわざベランダに施されているシート防水を立ち上がりからカッターで切断し、シートを撤去しその上に塗料を塗ったようです。
塗装店の立場からいうと、シート防水の上に密着する塗料は一般にはあまりなく、専用の塗料が必要になります。だから撤去するという方法は間違っていないものの、防水塗料を塗っていないということはかなりいい加減で、かつ、ベランダに施されているシート防水層は基本的にはよっぽどのことがなければ20~30年ほど問題なく、一度施工してあればまずそこから漏る事はありません。なのに、それを立ち上がり面からカッターで切断しているのが、アウト。
さらにひどいことに、エアコン室外機の足元を丁寧に切り残していっています。撤去してもそこだけ外さなかった、ということは、「取れない」か、「取らなかった」ということ。その時点で、前に述べた知識はなく、おそらく防水の知識なしで営業している業者ではないかと思われます。
ベランダから雨漏りしなかったことが不幸中の幸いでした。
いつ漏ってもおかしくありません。ドレン配管の水抜けがよかったのでしょう。
(それでも逆勾配で水はたまりやすかったので、
モルタルの工事がしっかりしていたと思われます)
最近たちの悪い現場は、「手抜き工事をする業者」という問題ではなく、「建築知識がない業者」と言う問題が挙げられます。当然我々も、塗装や防水の工事がメインなので、同じ建築でも知識のないものもあります。知識がないなら教わって、正しい方法で処理することが大切なのですが、それを行わない方がいることも事実です。
このような現場は日々増えているので、お客様においても、
「業者の方とちゃんと打合せをする」
ことをして頂きたいと思います。
ちなみに、こちらのベランダ。施工内容が
①樹脂モルタル絶縁
②カチオンフィラー塗り付け
③溶剤型ウレタン防水塗料3回塗り
④上塗り仕上げ塗料1回塗り
という仕上がりになっております。
防水塗装やシート防水工事も、茨城の筒井塗装へおまかせくださいね!