簡易的な床リフォーム。
2025年3月5日
こちらはテナント様の共同トイレの床。

扉の塗装にお伺いしたら、この床を見た目にきれいにして、汚れを目立たない様にしてほしい。とのこと。
長尺シートで、汚れは古いワックスを剥がせばきれいにはなるけども、汚れを目立たなくするとなると、古びた床シートでは心許無いです。
しかしビルの改修を呼ぶような劣化でもなければ、リフォームが許可されることでもなく、かつ共同ですから大掛かりな改修はダメ。オープンまでの工期もない。予算もたくさんかけたくないけど、汚れた床はオープンするフロアとしてどうか。
というお悩みでしたので、許可はオーナー様に取っていただいて、床保護シートを利用することにしました。

貼付け後の床ですが、ぱっと見、綺麗に見えます。いかがです?
木目調のフロア材料で、裏は接着シートが貼ってあり敷き詰め簡単。頑張ればカッターで切れるという代物で、初めての施工ですがなかなか面白い床材です。
端はコーキング処理ですが、既設のパーテーションの足元は本職ではないので丸くぴったりには納められなかったので、付け合わせです。
また本来、木目調の床材は千鳥張りといって半段ずつずらすのですが、工期や板の枚数の問題があったので、面が揃う直合わせにしています。
大工さんのように、納まりをきれいに合わせることは厳しいですが、とりあえずきれいな床面にすることができて安心です。
フローリング床の予算より安価で、施工が簡単、はがして元の床に戻すことも一応可能だそうで、素材としては面白い品物です。
ちょっと鋏で切るにはかたいけど。
施工時間も短くごみも少ないので、こういった場所の施工ならありかなと思います。