男なら、特殊相対性理論のひとつくらいSFチックに語れ?
2007年12月8日
塗装作業は刷毛塗りにしろ吹き付け作業にしろ、
形や腕の差があるにしても同じ動作の繰り返しです。
だから考え事をしていたいネクラな私向きといえばその通りですが、
作業しながら難しいことを考えてる時は、結構楽しいものです。
最近は光や時空間の定義である、特殊相対性理論を自分の事象に置き換えて考えてマス。
突然ですが、時間は一定じゃないんですよ?知ってました?
例えば、
部屋のなかにいる私と車で移動中の私、
同じ一秒を過ごしたにしても、
車で移動する私の一秒は、部屋で過ごす私より長いのです。
やらなきゃいけないことをしてる自分には時間が迫ってくる感じはしませんか?
逆に温泉に入ってるとのんびりしませんか?
同じ一秒でも感じ方が違うこの事象、「心の問題だよ!」と言われるなかれ。
これ、立派な相対性理論です。
ゆっくり過ごす、というのは自分が感じる時空間がのんびり進んでいるからなんです。
逆に時間が足りないときは、自分の時空間がせまいんです。
互いに時間の進み方が違うのに、時計の針の「1秒」「1分」「1時間」に特別な変化はありません。
振り子を思い出してください。
一往復が「一秒」だと思ってください。
反復は一定です。
振り幅の距離や振り子の長さによって反復する時間がかわることはありません。
まったく手を加えないときの「一秒」が存在してますよね?
でも、振り子自体を早く動かしたり、振り幅をせまくしたら早く動きますよね?
逆に振り幅を広げ、振り子をゆっくり動かしても同じ「一秒」ですよね?
互いの一秒は変わることがありません。時間は振り子自体の長さや振れ幅に関係なく一定です。
しかし、反復という意味では変化がないのに、それぞれの「一秒」はすべて違います。
ほら、時間が歪んできたでしょ!?(笑)
・・・正確には振り子でやると人間の感情的なものを置き換えているので科学ではなくなってしまうのですが、実際にはローレンツ収縮とか、光速度不変の法則(つまりは光が基準となる考え方)があったうえでの特殊相対性原理なのですけどね。
でもこの理屈で行くと、例えばすごく速く進む(光の速さくらい)乗り物で宇宙空間に出て、
地球で10年過ぎても、宇宙船では10年すぎると言うわけではなく、いやむしろ数分?の誤差かもしれません!
・・・乗り物が、地球では10年立たない、わけですよ?だから宇宙船に乗ってた人に変化がなく、地球上では10年過ぎてしまう
浦島太郎みたいなことが起こるのではないか、というわけです。
逆に、未来の世界からタイムマシーンで誰か来ると、今のこの世界からタイムマシーンを作って未来に行かないと、未来の人類が過去にこれない、というタイムパラドックスが起きるわけですよ。
今より過去に行くためには、現在より過去の人がタイムマシーンを作ってこちらの世界に来てくれないと、我々は過去に行けない、つまりタイムマシーンは想像の範囲内であり、実際にはありえないということですね。
ひとつだけ、時間と空間を無視するワームホール(ブラックホール)だけが、すでにタイムトンネルになっている可能性がありますけど(笑)
・・・なにもアインシュタインが考えた光と時間の定義を、塗装職人がSFチックに適当に考えてる必要性は全くないのですが、科学好きな私としてはすごく楽しい時間です。
光とは?波とは?色とは?原子とは?と考えていると、ずーっと刷毛持って塗装していたいです。
でもこれ、空間の広がりはペンキを刷毛で塗る、塗装方法の塗り面積の理論に近いんですよ。
技術屋は科学者だと言われる所以がわかる感じでしょうか(笑)
・・・そこ!仕事しろとか言わない!!(笑)