茨城県土浦市|PAINTPRO TSUTSUI(ペイントプロ ツツイ)|屋根塗装、外壁塗装、お家の塗替え

架設工事?仮設工事?どっちが正しいの?

2007年11月3日

昨日は、自分の後輩のおうちが、塗り替えを検討しているとのことで、 相見積を何社か取っていて、 「わからない点があるから教えてほしい」 とのことだったので、自分も「施工できる金額」のお見積と、当店の積算資料を持って、 お客様とお話をしてきました。 私と相対するは、 大手住宅メーカー   メンテナンス部門のお見積もり 大手リフォーム業者 茨城支店のお見積もり そして当店。 それとは別に地元塗装業者様(とても身近な方だったのでびっくり。というか恐れ多くてw)があったようです。 知り合いの業者に頼むとクレームが出たとき言いにくかったり、後輩に対して利害が発生したくなかったので、セカンドオピニオン感覚で、商売っ気を出さずに、本音トークをして参りました。 え?俺はいつだって本気さ? でもまー、いやぁ、・・・喋りました! これだよ、塗装技能士になってやりたかったことは!! ・・・幸せを噛み締めて、帰りしな車の中でコーヒーをすするは午前1時。 やり遂げた達成感とともに、仕事ではない何かを手に入れたんだとは思わずには居られないこの感覚(笑) ・・・まぁ、実際に、いろんな業者様の見積を見させていただいてすごく勉強になりました! 勉強させて頂いたからには、これは生かさせて頂きますよぅ? さて、お見積もりのご説明時に、我々が、へぇー!と思うご質問を頂いたので、ご紹介いたします。 さて、お見積もりの中で、私のお見積項目には 「架設足場工事」の「住宅用組立足場」となっております。 大手業者やリフォーム業者のお見積もり欄には、 「仮設工事」の「仮設足場工事」となっております。 お客様から「仮設」と「架設」、どっちがどう違うのですか?とご指摘いただきました。 結論から言うと同じものです。 ただ、捉え方に違いがあって 「組み立てるものですが、工事終わってしまったら撤去するから、『仮に置いておくもの』だから」 と、 「足場を組み立てる工事を行い、解体する工事をするものだから『架けるもの』です」 という意味とのちがいだということが、説明して参りました。 今日になって、当店でお世話になっている足場屋さん「田中興業」さんの田中さんに聞いてみました。 彼いわく、 「仮に組み立ててて、使ったら必要がなくなってしまうものですので、うちでは『仮』と書いてます。でも、構造物を組み立てる意味の「架ける」という意味では、工事規模によるのではないでしょうか?どちらも正しいと思います」 なるほどー、ごもっともです。 で、こうやってて打っていて、日本語はやはり辞書を引かないと、ツッコミがあるかも?と心配になって開くは広辞苑。 岩波書房の広辞苑、第三版で調べてみました! 架設・・・かけ渡すこと。橋や電線など「設備」するもの。 仮設・・・必要な時期だけ仮に作り設けること。 あれっ!?仮設のほうがなんとなく正しい? ・・・うーん、辞書がそういうならそうなんだろうなー。 打たれ弱いのに変な所で負けず嫌いな自分発動!! じゃあ「架ける」の意味はなんなのよっ!? ・・・非常に長かったので、詳しくは割愛しますが、要するに 「架ける」=「掛ける」 という意味で、つぎ込んだり、かけ渡す・届かせる意味です。張り巡らしたり、組み立てたりして作ることです。 うにゃあ?足場は組み立てて届かせるものだから、本質的にはもしかしてこっちのほうが正しい?(←ちょっと嬉しい) さぁ、わ か ら な く な っ て ま い り ま し た !(笑) 後ろで、ともちゃんがボソッと。 「そういう細かい性格やめたら?」 ・・・ハイ、そうします。