お客様のイメージを実際に作る調色。
2007年8月15日
調色してイメージ色を作っています
お客様から、「この色がいい」「こんな感じがいい」と言われることはよくあります。
塗装する色というものは、出来上がっているものではないので、現地調色することもあります。
作った色をメーカー発注する、と言うこともできますし、カタログからお選び下さっても結構です。
色見本はとても小さく、参考にならないと言う話をよくききます。
私達も「この色がよいと思います」といっても、提案力としてはイメージがわきにくいです。
最近ではカラーシュミレーションもありますが、色のイメージと言う意味では、想像はできますがぴったりの色にはなりません。
そこで調色作業をして、一番いい色も見つけてもらいます。
調色はベース白に、黄、黒、紺、赤錆の原色を使うと、大体の色が作れます。
たまに原色違いで出ない色もありますが、まずほとんどの色を出すことができます。
でもこれ、色を合わせるとなるとかなり難しく、色がぴったりあっても量が足りなかったり、なかなか色が合わなかったり。
私も下げ缶一杯を作るはずが一斗缶一杯できちゃったりと、悲しい目にあったりします。
こればっかりは腕とセンスなんですよね。
また、乾燥すると色が濃くなる(色ののぼりと言います)現象もあるので、作る色はほとんど勘が頼りです。
それだって、熟練技術が必要になるんですねー。
最近はコンピュータ調色なのであまり現地調色をしないことも増えましたが、こういうことも勉強しなくてはいけないとしみじみしてます。・・・あ、技能士試験の学科がそろそろだw